妊娠初期のつわりを振り返る(食欲編)
妊娠といえば、「うっ!?」って口抑えて妊婦さんが洗面台抱え込む、みたいなシーンがよく映るが、イメージと現実はそうはぴったり当てはまらないものだった
初期の頃のTwitterの呟きや日記アプリを覗いてみると、
「本当に世の中の母親はこんなつらいことして産んでいるのか
どう頑張ったって体はつらいし、ずっと微熱だし、吐きたくても吐けないし、胃の中が空になるだけ(まだお腹空いてない)なのにおえーってなるし、かといって日によって食べられるものがかわるからこれだけ買えばってのないしどうにもこうにもつらくて、旦那さんにどう伝えればいいか分からなくて大泣きするし、いつ眠れるかも分かんないし
二、三ヶ月っていうけどもうほんとつらい
仕事どころではない
有休がどんどん減ってしまう」
って書いてた
Twitterの良さはその瞬間の感情を素直に書いてしまうところだ
さて、今絶賛後期つわり中なのだが、まずは前回の記事で初期つわりについて書き損ねたので、まずは食欲編として振り返ろうと思う
妊娠が発覚→産婦人科での診察が始まって2、3週間経った頃だろうか?
食欲落ちたなーと思っていたらあれよあれよとつわりが始まった
食欲だけは、どんな病気になっても減らない!胃腸は丈夫!と自負していただけにショックはでかかった
最初はたこ焼きやら唐揚げやらがあまり魅力的に感じなくなった
そのあと、スーパーのお弁当や惣菜コーナーを見ても「何食べれるかな…」と迷うようになった
その頃からなんとなくムカつきがあるような気がしたが、つわり=嘔吐と思い込んでた私は「食べれば嘔吐しない!」と謎の持論を出し気合いで何とかできるはずだと勘違いしていた
そして私のつわりは2ヶ月半くらい続くことになる
◯食べられたもの
*ヤクルト
正式には私が飲んでたのはヤクルトではないんだけど(会社が違う)
あの甘さに助けられたと思う
*早生ミカン
ちょうど早生ミカンがでだした頃で、気持ち悪さで口を開けたくなかったから、小さい粒が救いだった
しかも、なぜか産地&品種限定。これでないとダメ!っていうつわり特有のこだわりがあった
*キウイ
妊婦さんには葉酸が必要だと至る所で目にしていて、フルーツの中でもキウイが多いと聞き、(高いなあ…)と思いながら買っては食べていた
朝ごはんに一個、半分に切ってスプーンでこそいで食べるのは今でも続けている
*もずく
最後の方は飽きてしまったが、三杯酢のおかげか食べたあとの上ってくる感覚はなかった
あとあの小さなパックってのも良かった
*サンドイッチ
3ヶ月間、お仕事に行った時のお昼ごはんは必ずサンドイッチ
パン屋さんでもスーパーでも必ず冷えている(ここ重要)から臭いがさほどない
サンドイッチの具材は幸いにして殆ど食べられた(マスタードは元々×だったから抜いてた)ので、ここで鶏肉とか野菜とか摂ってたと思う
サンドイッチつながりで、たまに元気な時はフードコート内にあるサブウェイに行って、野菜てんこ盛りにして貰っていた
*杏仁豆腐
妊婦さんはつわりの時ゼリー食べるって聞いたけど、私は杏仁豆腐だった
今でも3個で1パックになってるタイプのものが好き
*牛乳寒天
セブンイレブンかローソンで売られている
つわり最盛期くらいに牛乳の味がダメになりお役御免になったが、食べられる時期は貴重なタンパク&カルシウム源だった
*レタス
無心になって食べられる
旦那さんがむしって水にさらしてくれたものをドレッシングをかけて貪っていた
△食べられるけどあまり好きじゃなかったもの
*そば、そうめん
つわりになってから体力が続かずご飯を作らなくなり、代わりに旦那さんが台所に立つことが多くなった
が、おかず等作るような人ではないので、必然的にごはんは一品ものになる
そばやそうめんは、普通だったら好きな部類なんだけどつわりの時は「またこれか…(これしか食べられないのか)」と段々避けるようになっていった
*ゼリー
大好きなたらみの果物入りゼリーもあまり好きではなかった
何故かは不明
×嫌だったもの
*うどん、ごはん
ごはんの炊ける匂いってなんだろう?と思ってたけどつわりになって初めて嗅げた
普段なら炊きたてごはんのふっくらした感じがたまらなく食欲をそそるのだが、その時はむしろ嫌だった
うどんは元々あまり食べないが、つわり時期はもっと食べなくなった
でも近くにある激安うどん店で夜ご飯を済ませることも多く、仕方なしに口の中に突っ込んでいた
*バナナ
普通は好きで、毎朝一本食べたいくらいだったのに、柔らかさとドロっとした甘さがダメだった
*ファストフードとか人工物の味
モスバーガーですら避けるほど脂っこい臭いとファストフードの味がダメになった
つわりが終わると、モスはOK、それ以外(マックとかケンタとか)はやっぱりダメな体になってしまった
これら全てを一食分完食出来なかったのと、日によって食べれる食材ががらっと変わるのが大変だった
夜中の0時〜2時の間にお腹が空いて(胃痛がして)起きることが多かったので、あらかじめ布団のそばに置いてたみかんをむいて一房か二房食べて寝る
そんな生活で6〜7kg痩せた
ちゃんと食べないと赤ちゃんが成長できないとか、初期の段階はお母さんが元々持っている栄養で育つから大丈夫、とか色んな情報まみれになった
雑誌に書いてあったつわり特集で妊婦さんが食べられたものをひたすらチェックすることもあったが、ほとんどが合わず結局自分で試すしかなかった
そんなこんなでつわりが終わりかけの頃、旦那さんと二人で美術館に併設されたレストランで食べたオイルパスタの味が忘れられない
あんなに沢山オリーブオイルがかかっているのにさらっとしていて完食してしまったのだ
(しかもサラダとフランスパンとスムージーまで全部)
言うまでもなくひどかった便秘も解消され、久しぶりの満腹感に幸せを感じた
それ以来、つわりで食べられなかったものたちも徐々に食べられるようになって私のつわり(食欲減衰)は終わった
ちょうどその頃、心音を確認し、母子手帳の交付を受けたのでつわりが落ち着く時期ではあったものの、あのオイルパスタがつわりを終わらせた!と半分信じている笑
今回はここまで
つわりの代表格、ご飯たべれない問題について私なりの経験談を書いた
同期で二人目のお子さんを妊娠中の友人は、一人目と二人目じゃ食べられるものが変わる(むしろ二人目の時は食べづわりだ)と言っていた
もし次の子を授かったらその辺りも検証したい
つわりは食欲減退→嘔吐だけではないが、その話はまた今度。それでは。