ひよがママになる日記

おんせん県♨︎

母との通話

私はあまり実家と親密に連絡を取る方ではない

というと、仲が悪いのか?とよく聞かれる(or思われる)のだがそうではなく、ただ「自立した子になりなさい」と育てられた結果だと自分自身は思っている

だから、大学も(半分母の勧めもあったが)自分で決めて推薦取って入ったし、就職先も実家のある県は受けない(戻らない)と決めて今住んでいる所に入ったし、結婚するときもここに骨を埋める覚悟で親に紹介した

そんな私だから、父はおろか母と電話でぺらぺら喋るなんて事は滅多になく、お互い近況はフェイスブックで知るような感じだった

(一方で、旦那さんは毎週のように実家に帰りたがり、電話もきちんとする親孝行な息子である)

 

今日、たまたま旦那さんが実家に電話しているのを側で聞いて、何故か私も誰かに電話したくなった。旦那さんにそういうと「お義母さんに電話したら?」と返事が来た

母に今電話したら陣痛来たのでは?とか思われるのでは…と余計な心配をしながら、電話をかけるとテレビを見ていたのだろうか、リラックスした声で出てくれた(夜中まで仕事している時は大抵ピリピリした声になっている。結構声に表情の出る女性である)

具体的に何を話したか覚えていないくらい、多分色んな話を飛びながらした。臨月に入り、今まで以上に不安なのだろうか。初めて母の陣痛の時の話を聞いて、ふむふむと頷いたりへえ〜と驚いたりしたのは覚えている。私を産んだ時、美味しそうなご馳走を勝手に下げられてしまったことと、シャワーに入り損ねたことの話は笑ってしまった。私が(赤子故に空気を読まず)その時間おむつにうんちをしたからだ。申し訳なかった

 

結局、電話を終える頃には50分くらい経っていた。そういえば昔、祖母と母も普段はまったく電話とかしないのに、一度電話始めると1時間近くぺちゃくちゃ話していたし、祖父母の家に帰省したら延々と話していて、「おばあちゃんと話したいのは私もなのに」と嫉妬していたのを思い出した。もしかしたら、縁もゆかりもない地に(父の仕事の都合で)引越して、小さい子を抱えながら出産する心細さから祖母に頼っていたのかもしれない。私は初産だけど、それ以外は母のそれと似ている

「陣痛より乳腺炎になる方が怖い」と言った時は「ええ?(この子変だな)」と返されてしまったが、母も極端に心配しているようではなく安心した。私の性格上、自分ではそうは思っていなくても周りからとやかく言われると、自信をなくすか不安になる傾向にある。それも分かっていてあえて「頑張んなさい」とだけ言ったのかもしれない

 

通話の後、久しぶりに熟睡した。時間はいつもと同じ3時間あるかないかだったが、起きた時の頭の軽さが違っていた。電話したら?とアシストしてくれた旦那さんに感謝している。明日何か美味しいものを作ってあげよう

赤ちゃんの呼び方について

妊娠している、と分かってからお腹の中にいる生命体の呼称にすごく悩んだ

対外的には「赤ちゃん」で良いのだが、私の中ではこの子は「赤ちゃん」ではなかった。最初に見たエコーで「何だこれ…?(人間か?)」と感じた衝撃が大きかったからかもしれない

だから、今でもお腹の中にいる間は「エイリアン」。ぴょろっと細長い生物がちゃんと人間の形をし始めて、可愛らしい(?)顔を見せてくれるようになっても、まだ信じきれてないところがある。赤ちゃんにしてみれば、こんな疑い深い母親の元に生まれて良いのか悩んでしまいそうだ

 

因みに旦那さんは一貫して「ベビちゃん」だ

どこからその呼び方を習ったのか知らないが、お腹に話しかける時も、赤ちゃんの物を買うときもずっと「ベビちゃん」である

だから、家の中で二人でお腹に話しかけるときや旦那さんに胎動の話をするときは「ベビちゃん」で統一している

 

出産して晴れて人間の子だと分かった暁には、ちゃんと「赤ちゃん」呼びできるだろうか。

「赤ちゃん」という響きが少し恥ずかしいから、このブログでは「赤子」になるかもしれない。愚息は嫌だな、最初っからこの子ほんとダメな子で〜と無限の可能性を否定してる親の感じが好きになれない(もちろんそういう意味ではない、謙譲語の一つと理解はしてる)

意味不明な行動を取るからやっぱりエイリアンのままなのだろうか

 

1ヶ月後、どう呼んでいるか楽しみだ

口に出して言うこと

最近の旦那さんは愛情が爆発している

「ベビちゃん(お腹の中にいる赤ちゃんのこと)がもうすぐうまれると思うとそわそわして仕事が手につかない」と言い訳する位には浮かれているようだ

もちろん(?)妻である私に対しても今まで以上に愛しているらしく、言葉で行動(キスやハグ)で表してくださる

とても優しい旦那さんである

 

…今日はそんな記事を書きたいのではなくて、私たちの感情表現の仕方についてだ

私はどちらかというとカッとなりやすくて、すぐ口に出してしまうタイプだ。福岡の血を引いとるけんね〜と言い訳している

一方、旦那さんは昔は口下手というか説明下手というか、言葉に出さず、でもイライラはふつふつと溜まっていくようなタイプだった。それでいて我慢強い訳ではなく、私の口撃に耐えられず外に出ることもあった

 

そんな二人がこれから一生暮らしていくのなら、アンバランスな主張は避けるべきだ、と思い、まずは旦那さんの説明下手をなおすところから始めた。料理中、ご飯中、お風呂中、寝る直前、車でお出かけ中、とにかく二人でいる時に今日の出来事を話して貰うことにした。最初は何を話せば良いか分からなかったようで、私が質問してそれに答える形を取っていた。今では、帰ってきて服を着替える間に仕事のことや外の様子(花や気候)を話せるまでに成長した

 

すると、今度は喧嘩するか?というようなピリピリした時にも、二人とも落ち着いて話が出来るようになったのだ

怒っているとか、悲しいとかの理由を説明できるようになると、感情の振れ幅で相手を困らせるのではなくて、何故そう感じたのか、これからはこうして欲しいんだ、という意見のすり合わせが出来るようになる

落ち着いていると結構「ごめんなさい」が素直に出やすい。(旦那さん曰く私はまだまだごめんなさいをちゃんと言えてないことがあるらしい。反省している)

 

家族で夫婦だけど、まず他人同士の私たちなのだから、思ってる事が分からなくて当然だ。だから口に出して話してほしい

そう言って、何年かかけてお互い話すようにしたら、すれ違うって事が少なくなったように思う

だから、子どもがうまれて夫婦で話す時間が少なくなっても、ちゃんと口に出して言うことは続けていきたい

パパコラム

夜ご飯を食べて、私が食器洗いを、旦那さんが休憩していた時のこと。旦那さんの職場のPCで共有されるコミュニティの話になった。パパコミュニティ(仮名、mixiとかFacebookのグループみたいなの)なるものがあり、そのメンバーが隔週でコラムを書いているらしい。プレパパ(妻が初めての妊娠中)や新米パパが対象だという

さて、いよいよ旦那さんに指名が入ったそうな。指名してきた相手は、出産予定日が近く、同じ産婦人科に通っている事もあって仲良くさせて頂いている夫婦のご主人(実は同じ職場だったっていうのを後から聞いて不思議な縁だなと感じている)側からだという

話の感じからすると、旦那さんに電話がかかってきたのだろう。その中で旦那さんが笑いながら言った一言が、私の食器洗いの手を止めさせた

 

「(コラムを書くって言ったって)子どもも生まれていないのにパパのコラムなんて書けないですよね、って言ったら◯◯さんも「そうですね」って言ったんだよ」

 

今…何て言った??「子どもも生まれてない」だと…???

その後、旦那さんの話を切って今の何が悪かったかを事細かに(グチグチと)言ったのは言うまでもない

 

旦那さんの言い分だと、新米パパのコラムには子どもが離乳食でうどんを食べたとか、実際に腕に抱ける赤ちゃんの話を書く事は未だ出来ない(だって生まれてないんだもの)だそう

当たり前だ、まだもう少しだけ私のお腹の中で育っているんだから。だからと言って書けないのはおかしいだろう

妊娠が発覚してこの10ヶ月、貴方は私(とお腹の子)のために何もしてこなかったのか?私がつわりの時は何をしてくれた?お腹が大きくなるにつれてどんなことを感じた?初めて一緒に行った妊婦健診で一緒にエコーを見た時の感想は?ほぼ毎日欠かさない夜のクリームつけるマッサージの自慢話(お陰様でお腹には一本も妊娠線どころか正中線も入っていません)でも良いじゃないか。助産師会や病院主催の両親学級で何を学んだ?私と二人で色んな所で勉強して、二人で数少ないデートして、私が産休に入って、それぞれどう思った?あなたはこの10ヶ月パパになる準備をしてきたことを自覚していないのか?

こんな感情が一気に湧き出てきて、旦那さんには耳の痛い小言に聞こえたのではなかろうか

 

実は旦那さん、子どもが生まれるからと新たにブログをリニューアルしたのだが、新規記事はゼロだ。制度の事とかを書きたいから、と言っていたが(各制度の事はこれまでも旦那さんに説明したし、いくつか署名する度に了承してもらってるはずなのだが)書いていない。いつ書くのだろう

ネタはいくらでも転がっているのだから、ちゃんと(コラムもついでにブログも)書きなさいよ。といつもの釘をさして話を終えたが、果たしてちゃんと響いているのだろうか

他の職員が書いているコラムもきになるので、今度紙に打ち出して持って帰ってきてもらおう。もちろん、旦那さんが書いたコラムもね

ついに臨月突入

産休に入りぐうたらしていたら、いつの間にやら臨月(10ヶ月)に突入した

産休開始して1ヶ月間やったことは、家の片付け(未達成)、赤ちゃんグッズの買い物&整理(未達成)、マタニティビクス(継続中)、なかなかうまくいかないダイエット(失敗続き)、少しだけ手の込んだ料理フィーチャリングクックパッド先生(いい感じ)である

 

いい加減自分のものの片付けどうにかしなきゃorz あともう一つのカラーボックスと押入れの一つのスペースだけが終わっていない

終わる前に衣替えの季節がやってきてしまったから、また洋服の入れ替えもしておかないといけない

物をこれでもかと捨てたはずなのにまだまだゴミとして出てくる。常日頃からの断捨離の重要性を痛感している

 

もういつでも生まれてきて良い「正産期」に入った

足というか股の付け根付近、尻の穴らへん、胸(特に乳首)が痛むようになってきた。今まで痛くなかった所が痛くなり、お腹の中のエイリアンも2700gを突破した

もうすぐだ

 

 

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バースプラン

安定期に入った頃だろうか、産婦人科から少し固めの用紙を渡された

「バースプランを考えてきてくださいね」と助産師さんにニコッとされ、Q&Aを見ると裏表に自由記述形式で書く欄があった

大雑把にしか覚えていないが、

①今の体調、②お産についてどんな考えを持っているか、③お産の時どうしたいか

を書くことになっていた

10ヶ月になる頃までに出せばいいわよ〜と言われ、渡された頃は早く考えなきゃ!と思いながら、でも実際は両親学級を受講した後、先々週くらい(9ヶ月後半)まで悩んで待ち続けていた

 

②について、

最初下書きには「痛いと聞いているが、した事がないのでわからない」と書いていたがこれじゃああまりに無責任過ぎるだろう、と心の中の私がバツ印をつけていた

安定期に入ってから、分からないなりに雑誌や出産に関する本、ネットを漁って「陣痛とは」「出産とは」を考えた

それでもやっぱり私は経験した事ないものをこうだ、と定義づける事が出来なかった

だから、下書きの上に「今までに味わった事ない痛みだと聞くけど、きっと赤ちゃんと乗り越えられる痛みだと思う」と書いた

助産師さんには「そうそうその通りよ。大丈夫よ」と言われて少しホッとした

 

③について、

これはすごく悩んだ。私は単純に「旦那さんと一緒にいられればそれでいい」人で、例えばお気に入りのアロマを炊きたいとか、好きな音楽流したいだとか、ヨガのポーズを取りたいからヨガマットを持ち込みたいとか、そんな具体的なことを考えていないのだ

だから「主人と一緒にいたい」と書いた(気がする。欄が余りすぎてもう少し詳しく書いたけど一言で言うとこうだ)それでも余ったから、主人のコメントとして「赤ちゃんのペースで母子ともに安全なお産にしたい」というのも書いた

助産師さんとの面談で、この旦那さんの言葉に感銘を受けたようで「あなた達は初めての出産なのにちゃんと分かっていて素晴らしい。この旦那さんなら安心できるわ」と太鼓判を押された

今は医療技術も発達していて、母親の急変にもすぐ対応できるし、赤ちゃんが危なければ開腹手術(つまり帝王切開)してすぐに取り出すことも出来るようになった。でも、そうやって無理やりすると結局母子の心身に負担がかかりその後の回復時間がかかるんだそうだ。不幸にして現代の出産でも母親、または子供が亡くなることもあるけれどそれ程命がけの仕事だという。だからこそ、(今は体調優先して陣痛促進剤を打ったりすることもあるけど)赤ちゃんが自分でタイミングを計って陣痛を起こしてくれるのに母親が合わせた方が一番負担も少なくて一番自然なんだという

 

このバースプランを提出して、助産師さんと話をして、今までもやもや〜としていたお産を少し自分のことのように思えたし、覚悟もついたように思う。特に陣痛を無駄に怖がる事がなくなったのが一番大きい

そうか、痛いのは痛いんだけど赤ちゃんが自分の体調と私(母親)のコンディションを計って「よし、今だ!」というときに頑張ってくれるってことか、と思えるようになった

それに、助産師さんから太鼓判を押された旦那さんもいる(予定)からきっと大丈夫だ

だから、私は人生の初めての大きなプロジェクトに怯えずに取り組めそうだ

二人で最後の旅行を楽しむ(準備編)

先週末、旦那さんと最後の泊りがけの旅行に行きました

35週に入ったばかり、来週からは正産期、つまりもういつ産まれてもおかしくない時期の直前です

年度末〜初めは旦那さんのお仕事が立て込んでいて休みが取れないと言われていたので、この週末にしかチャンスがなかったのです

 

さて、妊娠中の旅行は色々とトラブルが起こるかもしれないと本やネットで見ていたので今回の旅行に私なりに条件をつけていました

①万が一、破水とか急激な体調不良になったときにすぐかかりつけの産婦人科に戻れる距離であること(私は車で1時間以内と設定しました)

②観光地の近くに大きな病院(できれば産婦人科がある)があること

③旅慣れているところ

④休憩しやすく、泊まる場所で周りからの干渉がないところ

 

この条件に当てはまるのは大抵住んでいる市に隣接しているところになります

特にすぐ病院に車を飛ばすとなると、山道ではなく国道や高速道路等大きな道が整備されている場所です

という訳で、Y市にしました

ただ、いつも行っている所に行くのも面白みがありませんので、宿泊先は初めての場所にしました

 

Y市は有名な観光地ですので、昼前に行ってしまうとのろのろ歩く観光客に阻まれ、渋滞に巻き込まれ、駐車場は満車…ということもしばしばあります

よって、旦那さんに前日から早く行くことを伝え、私自身は旅行の準備を夜に終わらせておきました(一泊程度の旅行なら朝にパッとつめる時もありますが、妊娠してから忘れっぽかったり動きがのろかったりしているので先にやってしまいました)

妊娠中は、体温調節が下手になります

代謝が急激に良くなったのか、ただ血圧が高いだけなのか分かりませんがとにかく汗をかきます。なのに体の表面や末端は冷えてしまうという、薄着で良いのか厚着しないといけないのか自分自身よく分かりません

天気予報を細かくチェックして、土日は晴れor曇り、最高気温は二十二度前後とのことでしたので、薄いワンピースの下に長袖を着ることにしました。お腹が冷えるか心配でしたが、結果オーライ(日中は暑かったです)でした

日焼け止め対策は、普段から使い慣れているクリームの数値が低いもの(肌が荒れるのを防ぐため)を塗り、深い帽子を被りました👒

日傘で片手使えなくなると、急に立ちくらみ等した時に手がつけなくなるからです

 

そんな感じで、普段よりは時間をかけて宿の選定と持ち物の準備をしました